こんにちは。Webクリエイター 日向 凛です。

かつては「ウイルス感染しにくい」と言われていた、iPhone・MacなどのApple製品。ところがここ最近急激に、iPhoneやMacを狙う攻撃が相次いでいます。

特に今回、「脱獄(Appleの保証外になる改造)をしていない」普通のiPhoneでも被害にあう事例が確認されました。

メールを送りつけてアプリをインストールさせる

サイバー攻撃対策企業のFireEyeによると、

①メールやメッセージで「人気アプリの新作が出た」とURLを送られてくる
②URLをクリックすると、「●●● would like to install “アプリ”=”アプリ”がインストールされます」というメッセージが表示
③「Install=インストール」をタップすると、そのアプリはインストールされずに、すでにiPhoneにインストール済みの、他のアプリが書き換えられる

このような現象が確認されたとのこと。

アプリが書き換えられると、データを盗まれたり、フィッシング詐欺に悪用される恐れも出てきます。

対策は?

今回の事例の原因になっているのは、iOS 7 と iOS 8において、インストール済みのアプリが第3者に書き換えられてしまうという弱点。

これについては、Apple側で対処してOSアップデートしてもらうしかないのですが、それまでに被害にあわないためには

①App Store以外からアプリをインストールしない
②インターネットの画面で出てきた「インストール」のボタンは押さない
③アプリを開いて「信頼されていないAppデベロッパ」と表示されたら「信頼しない」を選び、アプリはすぐ削除する

これらのことを、FireEyeはすすめています。

iPhoneに限った話ではないのですが、メールで一方的に送られてきたURLを安易に見ない・開かないことが大切。用事がないならクリックしないこと!

Amebaママコラムより転載
[記事URL]http://blog.mamas.ameba.jp/column/19481