インターネットを利用していて、下品な書き込みや人を攻撃するようなコメントなどを見て、嫌な気持ちになったことってありませんか?特に自分が気になっている人がそんなことしていると、ガッカリしますよね。
最近では、ブログやSNSをブランディングのために活用するということも当たり前になってきていますが、うっかり書き込んだそのひとことが、イメージダウンにつながることも!
自分自身の確認の意味も込めつつ、いま一度まとめてみたいと思います。
インターネット上の情報はまず疑え
情報過多、情報の洪水、とも言われるほど、インターネット上の情報はあふれかえっています。しかしその中には、残念ながら信頼できない情報(勘違い・間違いや、意図的な嘘・デマ)も数多く含まれています。
自ら情報発信する人は、まず間違いのない情報を収集するようにしなくてはいけません。
勘違い・間違い・誤解
誰もが自由に気軽に情報発信できる投稿型のサイトは、勘違い・思い込み・誤解で間違った情報が流れることが多くあります。ですので、「Yahoo!!知恵袋」や「教えて!goo」などのQ&Aサイトは参考程度に利用するのがいいでしょう。
嘘・デマ
「注目されたい」「世間を騒がせたい」という理由から嘘やデマを流したり、人の気を引くような大げさな情報に書き換えて、Webサイトへのアクセスを集めたいという人もいます。
たとえば、iPhoneのOSをアップデートしたら防水仕様になるとか、電子レンジに入れたらiPhoneが充電できるとかいうデマが、過去にありました。ご丁寧にプロ級のグラフィックまで作ってあるものですから、騙された人も多くいたようです。
それを「考えれば分かるだろwww」などと小馬鹿にした書き込みも見られました。なんて残念な…そのエネルギー、もっといいことに使って欲しいものです。
間違い・デマの拡散
Webサイトに多くの情報を載せるために、他のWebサイトから不正確な文章を引用・転用しているのを見受けます。こうなると、間違った情報が複製されるわけですから大変です。キュレーションとも呼ばれる「まとめサイト」にも、こういった心配があります。
特に「NAVERまとめ」は、内容やアクセス数などに応じてインセンティブという報酬がもらえますから、内容の真偽よりも情報量を重視して、せっせとまとめページを作成する人も…
他のWebサイトから情報を引用するときは、ソース(情報源)はどこかを把握した上で、引用元を明記して利用するようにしなくてはいけません。引用元の不明な情報は信頼できません。
検索エンジンの信頼性
Googleなどの検索エンジンは、ユーザのためになる情報を上位表示させようと、常に努力してくれていますので、基本的には上位のWebサイトは信用してもいいのかなと思います。しかし、意図的に特定のWebサイトを検索結果の上位に表示させようとする人も中にはいます。
また、検索結果に表示される「広告」もくせもの。審査があるとは言え、いい加減なものがあります。私自身、広告をクリックしたら変なランキングサイトだったこともありました。
検索結果で一位だからといって、信頼できるWebサイトであるとは言い切れませんので、内容をよく見て判断するようにしましょう。
正確な情報を得る方法とは?
私は、信頼できるWebサイトから情報を得るようにしています。ビジネスとして運営している、よく知られたWebサイトなら比較的安心でしょう。
また、複数の大手Webサイトで同じように扱われている情報なら、比較的信頼してもいいかなと考えています。特定のWebサイトにだけ書かれているような情報は、「話半分」半信半疑、「半分ウソ」と思っておいたほうがいいかもしれません。
参考までに、私がよく利用するWebサイトは、大手新聞社のニュースサイトや、Yahoo!やlivedoorなどの大手検索エンジンのニュースサイト、マイナビニュース。ITやiPhoneに関する情報は、ITmedia・ITpro・ASCII.jp・APPBANK・GIGAZINE・ギズモードジャパン、SEOについては海外SEOブログとWeb担当Forum。
2ちゃんねる系サイトの情報については、頭の片隅においておくようにザザッと流し読みしています。ああ、こういう情報がネット上で流れてるんだなぁ、というとらえかたですね。
公開できないことは書かない
当然と言えば当然なんですが、意外にやってしまうミスでもあります。
バレて困ることは書かない
ある不倫カップルがTwitter上で書き込みを交わしたことで、交際が発覚てしまったという事例がずいぶん昔にありました。お互いの愛のメッセージがインターネット上に公開されているわけですから、そりゃあバレます。
では、非公開などの制限をかけていれば大丈夫かというと、そうではありません。システムの不具合によるバグやサイバー攻撃などによって、内緒にしているはずの投稿が漏れてしまうことだってあり得ます。
精神衛生上もよろしくないでしょうね。非公開だから大丈夫だよね、なんて気にするくらいなら最初から書かなきゃいいんです。
個人情報
名前・自宅の住所・電話番号など、個人を特定できる情報は、インターネット上に書かないのが大原則。自宅がストーカーや嫌がらせのターゲットになってしまうと大変危険ですし、法的にも「プライバシーの侵害」にもあたります。
リアルタイムな位置情報
リアルタイムに位置情報をインターネット上に公開するのは、「今自宅留守ですよ」って言ってるのと同じ。絶対にダメとは言いませんが、空き巣に狙われたり、ストーカーにつきまとわれ待ち伏せされたりする心配があります。
とは言え、Facebookでチェックイン!は、記念にもなりますし、お店の宣伝にもなりますから、状況に応じて利用したいところですね。
なお、iPhoneのカメラの位置情報をオフにしていても、Insragramの設定でオンになっていると、Instagramの地図上で位置情報が残ります。ご注意を!【2015.04.20 追記】
カードの番号
クレジットカードの番号はもちろんのこと、iTunesカードなどのプリペイドカードの番号も、インターネット上に公開してはいけません。
過去に、iTunesカードのコード(番号)の写真付きで「使い方が分からない」とTwitterに投稿したところ、他人に悪用されてしまったという事例がありました。これについては自作自演だったという噂もありますが、大事な番号をインターネット上に公開してはいけません。
ないとは思いますが、暗証番号やパスワードも、インターネット上に書き込まないようにしましょう。
イメージダウンになるような発言
悪口・批判・晒し・反社会的行為がこれにあたりますね。また、「社会的評価を低下させた」ということで、民事なら「損害賠償責任」、刑事なら「名誉毀損罪」「侮辱罪」に触れることもあり、延々と裁判所で争わなくてはならないこともあり得ます。
悪口
他人の悪口は見ても聞いても不快です。あなたがそれを公開した瞬間に、ファンの何人かは離れていくことでしょう。
愚痴
ときには弱ることもあります。にんげんだもの…でも、ファンを喜ばせる情報ではありませんね。他人の愚痴、聞いてていい気持ちしますか?【2015.04.20 追記】
批判
芸能人の中には「辛口キャラ」として活動している人もいます。また、「炎上」させることでアクセスアップや知名度を上げることも可能かもしれません。コメンテーターなんかは、ある意味「批判」が仕事なのかもしれません。
しかし、一般的には、わざわざそんなイバラの道を行くことはないと思います。人を批判すると、自分も同じような扱いを受けるものです。そんな生きづらい環境に身を置くのは、果たして幸せなのかと。
人を幸せにするブランドを築こうとしている人なら、なおさらですよね。
どうしても批判したかったら、こっそり自分だけの日記帳に書くとか、仲の良い友達にうちあけるとかするのがいいのではないでしょうか。
晒し行為
長い人生の中では、「くっそコイツほんま許せん」という相手が出てくるかもしれません。実際、私にもいます。あらゆる人にあちこちで迷惑かけ続けている人物が…
被害の拡大を防ぐためにも「本名を晒せ」と言っている人もいますが、これって卑怯だと私は感じるんですよね。
一度インターネット上に書き込んだ情報は、半永久的に消えません。
それを、個人が一方的にやってしまうということは、人ひとりの人生を大きく変えてしまうことになることもありえます。万が一間違いであった場合でも、取り返しがつきません。
性的表現
表現が過剰であると、「公然わいせつ罪」に触れる恐れがあります。特に女性の場合、異常な関心を寄せられる危険もありますので、こういった情報は公開しないほうが無難でしょう。
ねずみ講・マルチ商法・ネットワークビジネス
私世代(アラフォー)の人ならよく知っているかと思いますが、健康食品や化粧品などの商品を友達(子)に紹介して、買ってもらえたら何%かの報酬がもらえて、さらにその友達が他の友達(孫)を誘って買ってもらえたら、また何%かの報酬がもらえるという、「連鎖販売取引」と呼ばれているビジネス手法。「子」や「孫」をどんどん増やすことで、「親」は「子」や「孫」の売上による報酬が得られます。
この連鎖販売取引に関わることで、大きな借金をしたり、人間関係を破綻させる人が続出して、大きな社会問題になりました。
久しぶりに同級生から連絡があり、「お茶でもしない?」と呼ばれて行ってみると、ネットワークビジネスに誘われた…
これ、よくあるパターンで、綺麗な格好した人がファミリーレストランで資料広げ、相手に熱心に話をしている、というのが見られた光景でした。
ただ普通におしゃべりしようと思ってたのに、なんかお金目的での勧誘にあった、なんて悲しいですよね。
※実はこれ、法的にアウトな行為。特定商取引法では、勧誘目的で呼び出すということを事前に言わないといけないと定められています。
こういったことから、連鎖販売取引に関わることを書くと、多くのひとは嫌悪感を感じて去っていくかもしれません。
違法・反社会的行為
言うまでもないと思いますが、犯罪・違法行為・反社会的行為を助長するようなことは書かないようにしましょう。
また、未承認薬やドラッグに関することも、必要がない限り、話題に触れたり発言したりしないのがベストです。炎上に巻き込まれたり、妙なアカウントに絡まれたりする可能性があります。
他人の文章・画像を勝手に使わない
インターネット上では本当に多いトラブルです。右クリックで簡単にコピペできますからね。
他人の作った文章・画像などの著作物を、自分のコンテンツのメインとして使うときは「転載・転用」と言います。これは、著作者の許可が必要です。
一方、他人の作った文章・画像などの著作物を、自分のコンテンツの一部・補足として使うときは「引用」と言います。著作者の許可は必要ありませんが、引用部分をわかりやすくしたうえで、誰のどの著作物を引用したかを明記する必要があります。引用元のWebページのタイトルとURLを表記するのが一般的です。リンクは貼っても貼っていなくてもかまいません。
これらの決まりを守らなかった場合は、「盗用」とみなされ、文章の盗用は著作権侵害に、画像の盗用は著作権侵害・商標権侵害に触れることになります。
文章を書くのが面倒だからと、他人が作った文章をコピペで勝手に使うと、アウト!
コンテンツを手軽に増やしたいからと、他人のWebページを丸パクリするのも、アウト!
検索エンジンの画像検索で出てきた画像を右クリック保存して勝手に利用するのも、アウト!
よく見かけますが、SNSのプロフィール画像に、アニメとか芸能人の画像を使うのもアウトですよ〜
しかし、画像については、自分で作れない場合は、配布(Webサイト上でダウンロード可能な状態に)されているものを使うこともあると思います。
そんなときは、信頼されているWebサイトを利用するようにしましょう。
Webで使える画像の配布サイト
- ぱくたそ https://www.pakutaso.com/
Web屋の間で大人気の写真素材配布サイトです。 - 足成 http://www.ashinari.com/
利用者の多い写真素材配布サイト。表示の遅いのが難。 - .foto project http://free.foto.ne.jp/
ブログにちょこっと、よく使いました。写真素材配布サイトです。 - イラストAC http://www.ac-illust.com/
クオリティは様々ですが、数多く載っている、イラスト配布サイトです。 - 素材屋小秋 http://www.sozaiyakoaki.com/
SNSでのピクじろうのつぶやきが楽しい!サイト運営者オリジナルのイラスト配布サイトです。 - イラストわんパグ http://www.wanpug.com/
あまりの可愛さに、チラシなどでもよく使われているのを見かけます。サイト運営者オリジナルのイラスト配布サイトです。 - fotolia https://jp.fotolia.com/(有料)
1点100円ちょっとで、写真やイラストが比較的安く手軽に使える素材配布サイトです。 - PIXTA https://pixta.jp/(有料)
そこそこいいお値段しますが、クオリティの高い写真やイラストが掲載されている素材配布サイトです。
なお、これらのWebサイトにはそれぞれ「規約」という決まりごとがあります。Webサイトでの利用はOKでも、商品のパッケージにするなどして利益を得る行為には使えないことがありますので、規約をよく読んで画像を利用するようにしましょう。
また、「二次配布OK」の画像は、出所がわからないので危険です。おおもとの画像の作成者から損害賠償請求をされる可能性が。実際に多額のお金を請求された事例もあります。
写真撮影の注意点
自分で撮った写真だから、何を載せてもいいかというと、これまたそうではありません。注意しないと、トラブルの元になることがあります。
撮ってはいけないものを撮らない
他人の著作物や姿を無断で撮影すると、著作権・肖像権・プライバシーの侵害になります。対象が有名人の場合、肖像そのものに経済的影響力があるということで、パブリシティー権というものに触れることになります。
デリケートな場所で撮影しない
たとえば、病院には人知れず通院している人だっています。そんな場所でシャッター音がしたら、他の患者さんギョッとしますよね。今、そこで撮影する必要がありますか?デリカシーのない人だなと思われてしまいます。
また、体調の悪い人には、仕事を依頼しづらくなりますよね。【2015.04.20 追記】
写り込みや位置情報にも注意する
意図していなくても、偶然写り込んだ他人の姿や、周囲の風景。これらにも注意が必要です。
偶然写り込んだとしても、人物が特定できるような場合は肖像権の侵害になることがあります。
企業アカウントで情報発信する際は、うっかり機密性の高い書類や図面が写り込んだりしていないか注意しましょう。これが特許がらみの事案だと大変なことになります。【2014.04.20 追記】
また、自宅で写真を撮影した場合、窓から見える外の風景で、その自宅の位置を特定できることがあります。特に女性がSNSに投稿する写真などでは、こういったことでストーカー被害にあうこともありますから、特徴のある建物などが映らないような配慮が必要です。
同じような理由から、撮影した画像にGPSの位置情報が含まれていると、自宅の位置が特定されてしまいます。そういった写真をインターネット上に公開しないようにしましょう。
まずは、iPhoneなどのスマートフォンのカメラ設定で、GPSの位置情報をオフにしましょう。デジカメなどで撮影した写真の場合は、画像編集ソフトで加工して保存し直すことで、GPSの位置情報が削除されます。
また、よく使われているSNSでアップロードされた写真は、GPSの位置情報が削除されているようですので、ひとまず安心してもいいかなと思います。WordPressなど自分のWebサイトに掲載する写真の位置情報には、注意するようにしてください。
写真の位置情報は、Windowsなら写真を開いて「ファイル」→「プロパティ」→「詳細」で、Macなら 写真を「プレビュー」で開いて「ツール」→「インスペクタを表示」→「詳細情報」で確認することができます。
>> 【参考】「iPhone?Instagram?」撮影に使ったソフトウェアを調べる方法
サイバーセキュリティ
サイバー攻撃を仕掛ける側の技術は、日々恐ろしく進歩しています。自分のインターネット環境は、自分自身でしっかり管理しなくてはいけません。
パスワードの使い回しをしない
Facebook、Twitter、Yahoo!、Google…と、全部同じパスワードにしていませんか?どれかひとつのWebサービスで情報が漏れた場合、他のWebサービスもアカウントが乗っ取られる危険にあいます。ですので、被害を最小限に防ぐためにも、それぞれ別々のパスワードを設定するようにしましょう。
そんなにたくさんのパスワード、管理できない!というのもわかりますが、万が一アカウントが乗っ取られたら非常に厄介です。
iPhoneユーザなら、多くのひとが「1Password」というパスワード管理アプリを使っているようです。
また、あるテレビ番組では、パスワードの末尾や先頭にそのサービス名の文字列を入れることで、使い回しを防げると放送されていました。また、従来のパスワードのどこかに、記号(!や#や%など)を入れるのも良いかもしれません。
しかし私個人的には、アプリすら信用していませんので、紙媒体で保存するようにしています。紙媒体なら、万が一パソコンがハッキングされても、パスワードを盗まれる心配はありません。
なお、DropboxやEvernoteなどインターネット上にパスワードを保管しないほうがいいでしょう。システムの不具合によるバグやハッキングにより、パスワードが漏れる恐れがあるからです。
パスワードを複雑なものにする
パスワードは、英数字記号、大文字小文字をまぜて12桁以上にすると、安全性が高くなります。電話番号や生年月日などは、類推されやすく、パスワードを盗まれやすいリスクがあります。
また、入力しやすい文字列も、盗まれやすいパスワードになります。以下の「最悪のパスワード ワースト25」を参考にして、リスクの高いパスワードを使わないようにしましょう。
1 – 123456
2 – password
3 – 12345
4 – 12345678
5 – qwerty
6 – 123456789
7 – 1234
8 – baseball
9 – dragon
10 – football
11 – 1234567
12 – monkey
13 – letmein
14 – abc123
15 – 111111
16 – mustang
17 – access
18 – shadow
19 – master
20 – michael
21 – superman
22 – 696969
23 – 123123
24 – batman
25 – trustno1
OS・アプリは常に最新で!
パソコンやスマートフォンを使っていると、OSのアップデートやアプリケーションのアップデートの通知が来ること、ありますよね。
OSというのは、Windows 7・Windows 8・Mac OS X Yosemite・Mac OS X Mavericks・iOS 8、などの、パソコンやスマートフォンを動かすためのおおもとのソフトウェアのこと。
アプリケーションというのは、パソコンやスマートフォン上で、特定の作業をするための機能をもった、Excel・Word・Safari、のようなソフトウェアのこと。アプリ・Appとも言いますね。
これらのソフトウェアは、常にセキュリティ的な問題を修正しアップデートされていますから、通知が来たらなるべく早く自分のパソコンにも適用させておくのが理想です。
ただ私は、通知が来てから2〜3日様子を見て、他のユーザの反応を見てから自分のOSもアップデートをするようにしています。ごくごくまれですが、アップデートそのものに不具合があって、一時iPhoneが使えなくなるという事例が過去にあったからです。
また、OSやアプリを最新にしておくべき理由がもうひとつあります。それは、万が一、サイバー犯罪の被害にあった際に、使っていたパソコンのOSが最新の状態にアップデートされていないと、「落ち度があった」とみなされて、被害額などが十分に補償されない恐れがあるからなのです。
ですから、もし今、Windows XPを使っていて、ネットバンキングでサイバー被害にあったとすると、すでにサポートの切れたOSを使っていたということで、十分な補償は受けられない可能性が大です。
ログインはしたままにしない
セキュリティ的な観点から言うと、ログインした状態のままにするのは望ましくありません。
パソコンを紛失・盗難にあった際に、ログインした状態を保存してあると、そのまま他人にアカウントの情報が盗まれてしまう恐れがあります。
とは言え、FacebookにGoogle…とあちこちのWebサービスでいちいちログインするのは面倒なもの。現実的には、自分の家で自分だけが使うパソコンなら、ログインしたままでもいいかもしれません。
ただし、普段ログアウトする癖がついていないと、外出先でパソコンを借りた際にうっかりログアウトし忘れます。
万が一ログアウトし忘れた場合は、パスワードを変更することでログアウトさせることができるかもしれません。リモートで強制ログアウトさせることができるWebサービスもありますが(Dropbox・Facebook・Google・Linkedin)、くれぐれもご注意を!
公衆Wi-Fiは安全ではない
カフェなどで利用できる公衆Wi-Fi、公衆無線LANは、セキュリティ的にあまり優れたものではありません。
スターバックス公式サイトでは、セキュリティに関して、以下の告知がされています。
公衆無線LAN(Wi-Fi)サービス「at_STARBUCKS_Wi2」では、ログインで使用するログインIDとパスワードをSSLで暗号化しており、アクセスポイントと無線LAN機器間のセキュリティを確保しています。
ログイン後に関しては、「at_STARBUCKS_Wi2」の無線LANは暗号化しておりませんので、秘匿性の高い情報を送受信する場合には、セキュリティを確保するSSLやインターネットVPNなどを用いて通信内容を保護することをお勧めします。
つまり、スターバックスの公衆Wi-Fiでインターネットに接続した場合、メールやログイン情報などが傍受される恐れがある、ということなのです。
ですから、カフェの公衆Wi-Fiを使って機密性の高い仕事の情報をやり取りするなどはもってのほか。カフェで仕事をしていたノマドワーカーが情報漏えいをしてしまい、契約解除と損害賠償の問題になった事例もあるようです。
>> ノマドワーカーに告げられた契約解除、歩き回って判明した原因
SNS疲れしない!上手なつき合いかた
ソーシャルメディアを使っていると、いろんなユーザに遭遇します。中にはコミュニケーションがうまくとれない相手もいることでしょう。
相手を尊重し、敬意を払って、親切に接することは大切なことですが、もしそれで自分のリアルな生活に支障が出ているようなら、何かが間違っているかもしれません。
無理につき合わなくていいことも
たとえば、もらったコメントやメッセージに対して、すべて返信ができればいいのですが、件数が多いとそうもいきませんよね。
そんなときは、たとえばFacebookであればコメントに「いいね!」することで返信の代わりにするとか、「みなさん、コメントありがとうございました」と投稿することで返信に代えさせてもらうとかするのが一般的かと思います。
SNSでのやりとりなんて、バグもあったりして不確かなもの。Facebookのメッセージなんか、「その他」フォルダに入れられたりしたら、当分気がつきません。
それなのに、返信を要求したり、問いつめたり、怒ったりするユーザが中にはいます。そういった相手とは、特にビジネスではお付き合いを避けたほうがいいでしょう。
本当に返事が必要なら電話をすればいいのです。あるいはビジネスメールか。そういった「お付き合いの価値観」が違う相手とのコミュニケーションは非効率的で大変疲れます。
スルーするのもひとつの方法
一方的で執拗な、クレーマーあるいはストーカーのようなユーザもまれにいます。いったんそういう相手に目を付けられたら、たまったもんじゃないですよね。
対処方法はただひとつ。徹底的にスルーです。反応すると相手は喜んでさらに繰り返します。
そこまでいかなくても、相反する意見や批判を返してくるユーザもいることでしょう。カチンと来る気持ちはわかりますが、返信に困ったらこれもスルーでいいと思います。なかなか大人な対応なんてできないですものね。
インターネットでSNSをすることが目的ではないはず。あくまでも「ファンになってもらうため」の、ブランディングのためのツールですよね?
見失って迷子になることのないよう、安全に効率よく、活用するようにしたいものです!
SNS上、周囲でいろいろトラブルを聞くので、知人にも読んでもらいたいな~と、TwitterとFBのタイムラインでリンクをシェアさせていただきました。
ありがとうございます!SNSでトラブルになって嫌な思いをされるのは気の毒ですからね…ぜひぜひ教えてあげてください!