災害 非常時に備えて!デジタル依存を見直し。

私は今年から、プライベートで使っている家計簿や連絡先、そして仕事で使っている業務日誌を、紙媒体に変更しました。

デジタルデータは、ある日突然消失してしまうことがあるため、大事なデータは常にバックアップを取っておく必要があります。

しかし、家庭レベルなら、紙媒体のままでもそれほど場所もとらないわけで、データ消失の心配をするほうがよほどしんどい、ということを感じるようになり、昨年暮れから徐々に「アナログ復古」を進めてきました。

結果、電源がなくても必要なときに情報を見ることができるということで、大変効率的になったと感じています。

この「電源がなくても」がポイント。災害などでライフラインが止まったときにも同じことが言えます。

大事な人の連絡先、覚えていますか?

黒電話だった頃は、よくかける電話番号は自然に覚えたものです。

しかし今では、電話機の短縮ボタンはもとより、スマホに至っては「連絡帳」が内蔵されており、名前を探すだけで電話がかけられるようになりました。

これにより、電話番号を覚える必要がなくなってしまいましたね。

また、スマホの普及により、ハガキや手紙を書く習慣というものが減り、画面を数回タップするだけで、インターネット経由で連絡をすることができるようになりました。

これにより、住所も覚える必要がなっなってしまいました

また、スマホで使えるGoogle Mapというものは大変便利で、スマホが、行きたい場所への経路を探して案内してくれるようになりました。

これにより、地図を自分で見たり、経路を考えたりする必要がなくなってしまいました

さて。災害が起きて停電が長引き、電源がなくなっても、あなたは、行きたい所へ自力で行けますか?連絡することはできるでしょうか

今時の小学生は、高学年でも、自宅の住所を言えないということが普通にあるようです。

果たしてこれで、非常時に、自分や大事な人の安全を守ることができるのでしょうか。

家族や大事な連絡先を紙に書いて保存しておく

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なんだか懐かしい、この「電話帳」。昨年暮れにAmazonで買い、家族や友達の電話番号を書きました。また、親族の連絡先を印刷した一覧も貼り付けてあります。

こうすることで、万が一災害が起きて停電になったとしても、貴重なバッテリーの電源を、「電話番号探し」に浪費することを防げます。

スマホのナビに依存しない

スマホのナビは便利ですが、慣れてしまうと、方向音痴が加速することも。

地図や案内の標識を見る訓練を普段からしておかないと、「ナビがないと動けない」ということになってしまいます。

自分の身は自分で守る「能力」を

非常食や水などの物資を備えておくのも大事なこと。また、普段から近所付き合いをして、いざという時に助け合えるようにしておくのも大事です。

それだけでなく、自分の「情報」についても、「電源がないと使えない」という状況にならないような工夫をしましょう。

また、生活の中でも色んなところに「IT」が導入されてきており、これらは停電になったら全て「アウト」!使い物にはならなくなります。

電源がなくても、なんとかなるのか。電源がなくなるとかなりヤバいのか。

生活環境によって違うとは思いますので、これについては、自分で見直し、備えておく必要があります。

いずれにしても、必要なのは、「自分で自分を守るための知恵と能力」。

特に、スマホで便利な生活に慣れてしまった現代の子どもたちには、ぜひ身につけて欲しいと思います。