次世代無料アプリ「タッチモール」???
月300円有料課金「原価スーパー」2月29日OPEN???
アプリ予約受付開始???
執筆していた原稿を書き終えた昨日。自宅のポストをのぞいてみると、何やらブログネタ不思議なチラシを発見しました。
問い合わせ先は個人の名前と携帯電話の番号のみ。店舗や運営会社に関する情報はありません。QRコードを読み込んで表示されたのは、エキスパートメールの申込みフォームでした。
申込みフォームに個人情報を登録することで、アプリのダウンロードURLを送ってくるというのです。
このページを作った人は知らなかったのでしょう。メールのURLからアプリダウンロードをうながすというのは、サイバーセキュリティ上おすすめできることではありません。
URLをクリックさせてアプリをダウンロードさせるというのは、フィッシング詐欺などの迷惑メールでよく使われる手口なのです。URLを偽装したり、短縮URLにしたりというケースもあります。
ちなみに、エキスパートメールとは、情報商材系でネットビジネスをしている人がよく使っているメルマガシステム。利用料が安かったので私も登録したことがありますが、送られてくるメルマガが、私にとってはあまり気持ちよいものではなかったので解約しました。宣伝して利用者が増えるとアフィリエイト報酬が入るため、報酬目的で使っているユーザーもいます。
原価スーパーとは
インターネット上の情報を拾い集めてみると、原価スーパーとは、サクラモールが配信するお買い物アプリの名称でしょうか。いや違う、チラシには「タッチモール」って書いてありますね。結局なんだかよくわかりませんが、あらゆる商品が原価で買えるといううたい文句のようです。
利用料金は?
アプリのダウンロードは無料。しかしお買い物をするのに月額300円の課金があるようです。Amazonプライムは、3,900円(税込)の年会費でしたっけ。近い感じですね。
代理店制度って何?
初期費用:38,448円~(税込)
月額費用:6,048円(税込)
この費用を支払うことで、「代理店」として活動できるようです。主な業務は「アプリの拡散」で、アプリ利用者数と、自分の組織の子孫が拡散したアプリ利用者数に応じて報酬が得られるとのこと。
利用者が商品を原価で買える理由は?
原価スーパー利用者が原価で商品を買えるのはありがたいことですが、原価スーパー運営者はどうやって収益を上げるのでしょう。今後、大々的にCMなども流す予定のようで、ずいぶんコストもかかりそうです。代理店が次々と増えれば、初期費用や月額費用が代理店から入ってくるのでしょうけれども。
キーワード対策されているのが面白い
「原価スーパーって何よ」「原価スーパー?怪しいんちゃうん」
などと不審に思ったインターネットユーザーが検索すると思われるキーワードでの対策がきちんとされている点が、個人的にはもっとも興味深いです。
- 「原価スーパー 評判」
- 「原価スーパー 怪しい」
- 「原価スーパー サクラモール」
この辺りのキーワードで検索すると、なかなか手慣れた記事がたくさんあがってきます。何も知らない人がこの検索結果を見たら、「えっ、そんなに話題になってるの?」と誤解をしそうな勢いです。SEOって怖いですね。
これでは買う気がしない
私個人の感想です。
どこで何が買えるのか得体の知れないお店で、買い物をしようとは思いません。ましてや、個人情報を登録しようとも思いません。
結局何なのでしょう。運営会社と思われる「株式会社 Sakuraiz」公式サイトではそれらしい情報は発信されていません。というか、見つかりません。そもそも、事実なのかどうかもわかりません。出てくるのは、代理店やアフィリエイターと思われる第三者の記事ばかり。そんなの信じられません。
せっかくご商売されるのですから、公式にきちんと情報発信されたほうがよいと思うのですが。
それにもう、「安い」だけで売れる時代は終わっていると思います。
今、選ばれているお店って、どういうお店でしょう。私なら、どこの誰がやってるかわからないお店よりも、なじみの地元のお店や、お友達のネットショップで買いたい。ちょっと高くても「その人から買いたい」ですね。
せっかくお金払うんなら、なじみの人に儲かってほしいから。
もし、原価スーパーさんが何やら面白い仕掛けをしてくれるのなら、興味わくんですけどね〜