「●●さんには気をつけたほうがいいよ」などと、突然言い出す人がたまにいます。ところが、私の経験では、事実ではなく、それを言い出す人の方に問題があることが多かったです。
とっても怖い!噂を流す人の思い込み
自分中心の考え方で「相手方に非がある、原因がある」と思い込んでいる
大半はこれでした。何かしらトラブルが過去にあり、「自分に非はない」と心の底から思っているので、本当にやっかいです。
客観的な事実を伝えてくれるのはいいのです。しかし、個人感情を含めて伝えられると、事実がなんなのかわからなくなり、感情的な部分ばかりがクローズアップされ、情報を受け取った人は大きな誤解をしてしまいます。
一方、意図的に嘘の噂を流す人もいます。コミュニティ・クラッシャーとも言われ、こちらは大変悪質です。
名誉毀損・偽計業務妨害につながることも?
このように、事実ではないことを噂に流されるということを、仕事上のおつきあいでやられると、時として大損害を出すこともありえます。
幸い、私は被害にあったことはありませんが、「●●さんには気をつけたほうがいいよ」などと聞かされて、とりあえず距離を置いたことはあります。
そうなると、そんな噂を流された方としては、貴重なビジネスの機会を逃すわけですから、損害を被ることになりますね。
実際に噂を流された人の売上が下がったり、余計な問い合わせに対応したりしなくてはならないとなると、「名誉毀損や信用毀損、虚偽の風説による業務妨害罪(偽計業務妨害)」の問題に発展することだってあるわけです。
SNS拡散による被害拡大も
噂を流した人としては、相手を陥れるわけではなく、その場のノリとか、話のネタとか、そんな程度だったかもしれません。
しかし、今日びインターネットというものの拡散力もありますから、予想を超えた被害を出すことになる危険性があります。
そうなったとき、責任とれますか?
「私そんなこと言ってない」
って言っても、取り返しつかないのです。
他人の批判をする・噂をするときは、今一度このことを考えて、それでも口に出す値打ちがあるのなら、発言すればよいでしょう。
ただし、万が一の責任を取るというリスクがあることを、頭に置いておいてください。