「将来、どういう男性とどんな風になりたいのかを紙に書いてしまっておきなさい」と、年の暮れに、ある経営者さんから勧められました。

恋愛相談をしたわけではなく、業務上の話でです。

自分が事業主である場合、パートナーとのあり方がビジネスに大きく影響することがあります。

たとえば、パートナーの束縛度が強いとあらゆる活動が制限されて身動き取れませんから、ビジネスチャンスを逃したりして収益を上げることは難しくなります。

私の経験では、起業に反対される、家で仕事をしていると怒られる、他人とコミュニケーションをすると怒られる、配偶者控除以上の収益を上げることを制限される、不満を言うと暴力を振るわれる、といったことがありました。

こうなると「主人が怒るからできません」てなります。これでは誰も取引したいと思いません。

私はバツ3つを経験しています。

それぞれまったく違うタイプの男性でしたが、共通して言えるのは「依存」でした。これは後からわかったことです。

私はいわゆる「尽くす」タイプだったようで、1回でもそれが欠けるとパートナーは不安になるのか、「なんで○○してくれへんの」となります。

そしてそれを謝る私もいけなかった。そうしてどの夫もモンスター化していったのでしょう。

「甘える」と「依存」を一緒だと言う人もいましたが、私は違うと思います。

実は今、理想の男性像というものが思い浮かびません。強いて言えば、「もののけ姫」のアシタカか、「天空の城ラピュタ」のパズーか…

どちらもヒロインを強く守ってくれる男性。特にパズーは朝食まで作ってくれるお料理男子で、こちらのほうが理想的かもしれません。

ただ、自分で事業をしていて子どもも孫もいる私としては、アシタカとサンのように、住む場所は違うけど「会いに行くよ、ヤックルに乗って」とか言われる関係というのも、お互いの生活を尊重していてキャー素敵と思います。

以前は、穏やかに女の子2人の面倒を見ながら家で仕事している「となりのトトロ」のサツキのお父さんもいいなと思っていました。

このパターンの男性なら遠方のお友達にいます。しかし、なかなかあんな風にノホホンとはならないものです。当然ですが。

でも、SNSで娘さんとの投稿を拝見しては、ええお父さんやなあと和ませていただいています(当人それどころじゃないでしょうけど)。

なんだか、ただジブリを語るだけになってしまった感も否めませんが、自分の理想像というのをしっかり決めて、紙に書いておきたいと思います。