「そんなん常識やん」「一般論でしょ?」が口癖の人はご注意を。

自分は何も間違ったことを言ってないのに、なぜかうまくいかないかない…そんなことないですか?私もそうでした。

でもそれって、人を「ジャッジ」してしまってるんです。

ただ、「考え方が違うだけ」なのに、「ジャッジ」することで火種を作ってしまっているのかもしれません。

 

そもそも「常識って何よ」

これ、よく上司から言われました(すみません)。

Wikipediaなんかに載ってる言葉の意味ではなく、その言葉の「背景」や「人の気持ち」を考えてみると、わかりやすいかもしれません。

「常識」って、「みんながそうしてるから」的な雰囲気があると思います。

たとえば、車は左側通行、人は右側通行。これは日本国内では共通してほとんどの人が「常識」として知っていると思います。

では、エスカレーターの立ち位置は?大阪は右側、東京は左側。反対側に立っていると「常識ないなあ」なんて思う人もいるでしょう。

なぜそう思うのでしょう。それは「みんなが右側(左側)に立っているのに、違うことをしている」からではないでしょうか。

右や左に立つこと自体は、何も悪いことではないです。邪魔になったら「あ、ゴメン」でどいたら済むこと。

大阪の人は右側に立つ、東京の人は左側に立つ、と「考え方が違う」だけなんですね。

しかもつい最近では「エスカレーターでは歩かず立ち止まって乗る」というキャンペーンが、鉄道各社から行われているようです。

しかしあまり知られていないようで、以前多くの人がエスカレーターを急いで駆け上がっています。

「常識ないなあ」とボヤく人もいますが、まだ十分に知られていないだけなんですよ。

 

「常識でしょ?」言われた方の気持ちは?

ズバリ「知らんがな!」です(笑)

「私のまわりではこれが常識ですけど?」
「それはあなたの考え方でしょう?」
「あなたの方が常識ないのでは?」

はい、無駄な争い炸裂。「考え方が違う」だけなのに、相手を責め合う事態になってしまうわけです。

会議なんかで言ってしまいがちな「一般論でしょ?」も同じですね。

「自分はこれを一般論だと思っています」

なら角も立ちませんが、

「これが一般論でしょ?」

と言ってしまうと、違う意見を持つ人はシャットアウトされた気持ちになってしまいます。

これでは、いい関係で意見を言い合うことはできませんね。

「常識」や「一般論」って、違う意見を持つ人とコミュニケーションする際には、十分注意して扱わないと大ケガします。

誰も間違ってないのに、ケンカするなんてつまらないですからね。