人手不足などコストの上昇により、宅配業者が運賃を値上げしたというニュースは、少なからずの人がご存知かと思います。インターネット通販をしている事業者には大変痛い話でした。
しかし事態は予想以上に深刻で、宅配業者だけでなく、運送会社もドライバー不足で依頼を断らざるをえないという状況が発生しています。
運送トラックドライバーがなぜ不足しているか?
- インターネット通販などによる物量の増加
- 改正道路交通法の影響
- 若い世代の車離れ
これらの原因が考えられます。物量の増加については、宅配業者の運賃値上げにより、既に知られているところです。インターネットの普及で、全国どこからでも簡単に注文ができて、便利に買い物ができるようになりました。これにより、荷物の物量と頻度が大幅にアップしています。
「改正道路交通法」では、昨年3月に普通免許で運転できる自動車の範囲が変わり、「準中型」免許が新設されました。
従来の普通免許では、最大積載量3t未満・車両総重量5t未満までのトラック(2tトラック)を運転することができましたが、これから普通免許を取得する人は、車両総重量3.5トン未満で最大積載量2トン未満までの車両にしか乗れなくなります。
つまり、将来的にはトラックに乗れるドライバーが大幅に減少してしまうということです。
⇒ 3月12日スタート、改正道路交通法の主なポイント(その1) 18歳から取得できる「準中型」免許が新設されました! | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
18歳でもトラックに乗れるようになったとはいえ、車を運転することに興味を持つ若い世代が少ない昨今では、運送会社にとっては痛い法改正かもしれません。
いったいみんなどこで働いているのか?
人手不足は運送会社に限りません。飲食業でも同じです。アルバイトが多く働くイメージのファストフードでも、働く人が足りなくて来店客の対応が十分にできないという現象があちこちで起きています。
もしかして、ネットで収入を得ることを覚えた人が、リアルで働かなくなったんじゃないか、そんな考えがチラッとよぎりました。
リアルで働く人が減れば、あちこちの企業で人手不足が起こります。人手不足により、業務は回らなくなり、仕事はあるけど辞めざるをえない事業者も出てくるかもしれません。物流も滞り、荷物が届かなくなります。食事をしに行っても、お料理がなかなか出てこないかもしれません。
これはあかん。みんなちょっとは外で働こう。社会が破綻する。
大阪門真で運送ドライバー募集中!
これから春夏に向けて、合奏コンクールの季節を迎えます。楽器はとてもデリケートな品物なので、振動の少ないトラックで丁寧に運ばなくてはなりません。
大阪のある運送会社さんでは、毎年多くの合奏コンクール会場へ学生さんたちの楽器を運んでおられるのですが、今年はドライバーが足りなくて、依頼を断らなくてはならない状況に差し迫っています。
ホームページからたくさんの問い合わせがきて、十分な装備をしたトラックもあるのに、「人」がいないことでお受けできないというのは、大変もったいない。
また、合奏コンクールを控えた学生さんたちが気の毒です。大事な楽器ですから、どこの運送会社でもいいというわけにはいかないですから。
我こそは!という運転好きなドライバーさん、おられましたら、ぜひ以下のリンクからお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
終身雇用で安心して働けます!運転が好きで、学生さんたちの笑顔を見たい!お客様に喜んで欲しい!というナイスガイの求人申し込みを心よりお待ちいたしております。
私の運転免許、8tまでいけるみたいですが、あいにくお役に立てません(恐ろしい)。