2018年11月10日(土)、11日(日)の二日間、愛媛県松山市にて「第1回 愛媛チャリティ100km歩くぞなもし」100kmウォーキングが開催され、私も参加して歩いてきました。
このイベントは、2018年5月の開催で第7回を迎えた「関西チャリティ100km歩こうよ大会」を愛媛でも実施したいと、愛媛チャリティー100km歩くぞなもし実行委員会(代表:IM ソリューションズ株式会社 岡本陽さん)により企画されたものです。
今回、この公式サイトをWixで作成させていただくにあたり、100kmウォーキング歴10回のベテランで、私のアシスタントとしていつも業務を手伝ってくれているジュリー横田が制作を担当してくれました。
>> 【愛媛100km】愛媛チャリティー100km歩くぞなもし|100kmウォーキング
そこで、記念すべき第1回目の「愛媛100km歩くぞなもし」ということで、徒歩で参加させていただきました。
100kmウォーキングのルート
松山城のある城山公園を朝8時にスタート。道後温泉、石手寺、鷹ノ子と松山市を時計回りにぐるっと周り、伊予市を経て松山市駅に戻ります。
しかしそこで終わりではありません。松山市駅からさらに北上し、堀江海水浴場を経て、道の駅「風早の郷 風和里(ふわり)」で折り返し、松山市駅に戻るというおよそ30時間に及ぶルートです。
100kmウォーキング中の30時間の過ごし方
よく「寝ないんですか?」と聞かれますが、まったく寝ないわけではありません。チェックポイントと呼ばれる休憩箇所でマッサージをしてもらったり軽食をいただいた際に仮眠をすることがあります。
今回の愛媛100kmでは、「すべてのはじまり あま」という、堀江海岸のカフェにて、満点の星空の下でアルミマットを敷いた毛布にくるまれ仮眠をとりました。
「愛媛100km歩くぞなもし」はタイムを競う100kmウォーキングではありません。チームで楽しみながら100km完歩することが目的です。ですので、道中に寄り道をしてお参りをしたり、おやつを食べたりなんてのも全然OKです。
食事は、飲食店に入るか、コンビニで買って外で食べるか、が多いです。お手洗いもこの時に済ませます。
100kmウォーキングに必要な持ち物
- 財布
- 携帯電話
極論言うと、これだけで歩く人もいます。それくらい、持ち物を減らして身軽になることが大事です。
水や食料は立ち寄るコンビニで買えますし、寒暖差調節のための着替えや衣類もチェックポイントで預かってもらい受け取ることができます。
バッグは、ショルダーよりリュックが良いです。斜めがけでいちいち揺れるのは100km歩く上で大変ストレスになるからです。水筒も同じ。
また、リュックは、サイドにペットボトルを差し込めるポケットがあると便利。いちいち、リュックを下ろして水を取り出すのはとても面倒だからです。そしてリュックの肩紐のベルトを胸のところで固定できると、脇に擦れて邪魔にならずさらに快適です。
日焼け対策
帽子・長袖・長ズボン・サングラスは必須です。11月でも日焼けして熱っぽくなったり、目が痛くなったりした参加者がいました。幹線道路沿いも歩くので、排気ガスに敏感な人は、ドライバー用のフェイスマスクがあると、日焼け対策もできて良さそうです。
私は、長袖の代わりに、半袖プラス「CW-X アームカバー」にしました。
疲労・怪我対策
サポーターをつけたり、テーピングをすると言う方法もありますが、私は薄手のトレーニングパンツの下にCW-X WOMENのスポーツタイツを履きました。
CW-X WOMENのスポーツタイツは、100kmウォーキング歴の長い先輩に教わったものです。やや高価ですが、これ一着でかなりしんどさを抑えることができていると思います。
そして、長時間歩き続けることから、肉刺(まめ)、靴擦れ・股ずれ・●●ずれの対策も必須です。
五本指ソックスを履く、ワセリンを塗る、靴紐をきちんと結ぶ、など、わずかの摩擦をも回避するよう工夫しないと、道中痛みと血だらけに耐えながら歩くと言うのは苦行でしかありません。特に体格のいい人は、お肉の摩擦も大きいので注意しなくてはなりません。
細かいことを言うと、男性のトランクスのシワや、女性の生理用品のヨレ、テーピングのシワ、も同様です。少しのシワやヨレが摩擦になり、苦痛に繋がりますから、フィットした下着をつけるなどの工夫が必要です。
これ以外に、私はトレッキングポールを用意しましたが、飛行機の持ち込みで少し手間取りました。長さ60cm越えるといけないようで、バラして規定内の長さに収めました。また、少し重くて邪魔になるので、もしかしたらいらないかもしれません。
眠気対策
前日によく睡眠をとるのはいうまでもないですが、道中のコンビニで「眠眠打破」などのカフェイン入り飲料をとるのもアリです。
しかし、個人的には、私はこの系統のドリンクをとると体調を崩すため、この眠気対策が目下のネックとなっています。
100kmウォーキング道中の様子
前夜祭
まずは前夜祭から。夢の家ハナレにて。
大阪から参加の関西100kmメンバー。パワーに満ち溢れた「カンパーーイ!!!」
徒歩36人、サポート20人。全体のおよそ2/3が大阪からの参加者で、他にも淡路島や、北海道からもお2人!宿泊は奇遇にも大半がアパホテル(笑)
実はこの被り物、深夜未明は防寒にもなる優れものでした。ただ、暖かくて眠くなるという声も。
主催の岡本さんの後で突然スピーチを振られ、驚きつつも見事務めを果たしたジュリー横田。
100kmウォーキング仲間に大人気のジュリーを動画で見たい人は以下のリンクからどうぞ。
>> 第1回 愛媛チャリティ100km歩くぞなもし (岡本さん挨拶) 前夜祭 at 夢の家ハナレ
>> 第1回 愛媛チャリティ100km歩くぞなもし (ジュリー挨拶) 前夜祭 at 夢の家ハナレ
8:00 城山公園スタート
開会式と準備体操です。サポートチームはグリーンのパーカーを着用。徒歩者の一部は、過去の関西100kmTシャツを着ている人も。
9人ずつ、AからDまでの4チームに分かれて徒歩スタートです。
スタートしてすぐに、愛媛県庁前に来ました。
これは欠かせないフォトスポットです。
さらに市街地を歩いていきます。
観光地でもあるため、フォトスポットが多くなかなか先に進みません。ゴールまで体力もつのでしょうか。
可愛く自撮りするのが上手な人がいると大変嬉しい。オジサンたちも可愛く写れます。
道後温泉にやって来ました。残念ですが入浴はせずに先に進みます。
「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなったと言われている、道後温泉本館。とても趣があります。
松山の街には、おしゃれで洗練されたお店もたくさんあり、伊予鉄(伊予鉄道)道後温泉駅には「スターバックスコーヒー 道後温泉駅舎店」があったりします。
そしていたるところで見かける、愛媛のゆるキャラ「みきゃん」。通りかかったタクシーのボディにも描かれていますね。
四国八十八ヵ所、五十一番札所石手寺の前にある、五十一番食堂の「やきもち」がオススメと聞き、みんなで立ち寄りました。白と緑の2種類あります。1個60円?だったかな。
岡本さんがシェアされていた「やきもち」の写真。お借りします!
スタートして1時間半、石手寺でトイレ休憩です。ジュリー横田はご利益のある煙を頭にかけてもらっています。「生えますように…」
ここまで5回ライブ配信したところ、iPhone 7のバッテリーが大幅に減りました。早くも予備バッテリーで充電です。
11:00 第1チェックポイント テクノプラザ愛媛到着(12km地点)
11時、第1チェックポイントのテクノプラザ愛媛に到着しました。ここまでで3時間経過、12kmです。手足に少し疲れが出てきたかなというところ。
提供いただいた、ポンジュースと、宇和島のみかん、じゃこ天が美味しかった!
そして、Cチームの香西正士さんがお誕生日ということで、三好小百合さんが可愛いクッキーを作ってくださいました。ハピバースデー、マスカケさん!
Dチーム、ここで写真撮影。可愛く写ろうとする人、かっこよく撮られたい人、ちょっとでも面白くなりたい人、さまざまです。
12:00 マテラの森で昼食
ちょうど12時を迎える手前だったので、Dチームはマテラ豚専門店「マテラの森」で昼食です。私は豚丼を注文しました。
Dチームリーダー永原和弥さん(右)と、ジョニーカイロプラクティックの「ジョニー」ことワタナベヤスノブさん(左)。
ジュリーと私は、去年の関西100kmTシャツを着用。えーわい貸し布団店の八束(やつづか)彰彦さんのTシャツも奇跡的に同じ色です(笑)
「マジカルハート」藤川樹脂の藤川勝也社長と、デコ巻き寿司の先生「ちび巻子」こと南巳沙貴さん。
こちらもデコ巻き寿司の先生方。松山智美さん(左)と「うずまきこ」こと宇賀万里子さん(右)。
昼食を済ませて、また出発。13時頃、重信川の橋を渡りました。しかし、川に水がなくてびっくり!
13時半、ちょっとコンビニに立ち寄り。八束さんのスマホが…そして私の髪のゴムも突然切れたので購入。
今回いいなと思ったのが、この折りたたみの椅子です。
うず先生の座っているピンクの椅子は、ともちゃんの赤い椅子よりひとまわり小さめで、ゴツゴツとお尻に何かが当たる(笑)とのことでしたが、なかなか機能的で、立ち上がるのも辛い後半戦で威力を発揮していました。
15時すぎ、ローソン伊予上野店で休憩です。遠くに松山城や松山市駅前の観覧車が見えます(矢印)。スタートして7時間、あそこからここまで歩いて来たということです。
歩いていると暑いのですが、日陰に入ると途端にひやっとします。肌寒く感じてきました。
日が暮れて来たので、どんどん進みます。
16時半、伊予市米湊(こみなと)交差点までやってきました。
あともう少しで、第2チェックポイントの五色浜です。海辺の夕焼けに間に合うのか?
…と、カメラ構えていたら、Aチーム・Bチームと合流、三宅政照さん乱入(笑)
17:00 第2チェックポイント 五色浜公園到着(32km地点)
17時、第2チェックポイントの五色浜公園に到着しました。スタートから9時間経過、32km地点です。
ギリギリセーフ!間に合いました!見事な夕日をみんなで見ることができました。
間に合いそうになく、ショートカットをしたチームもいたけど、結局同じ時間で皆合流(笑)
しかし17時半をすぎ日が沈むと、一気に冷え込んできました。寒い!
ここで、サポートチームから荷物を受け取り、防寒着を着用します。私はユニクロのライトダウンを重ね着しました。
夜間活動のための懐中電灯やヘッドライトを点灯し、ピカピカ光る反射板も身につけます。
真っ暗で写真に撮れませんでしたが、神戸洋藝菓子ボックサンの坂亜理菜さんから、美味しいバウムクーヘンもいただきました。
さあ、また次のチェックポイントに向けて歩きます。
時刻は19時ごろ。交通量の多い幹線道路沿いを歩いていたのですが、このあと私は急に体調が悪くなってきました。
おそらく、重ね着したダウンが暑くてのぼせたか、軽い脱水症状か…
歩いているのが辛くなり、とうとうポールを頼りに歩くことにしました。
しかし、今度は左膝に痛みがおこり始めました。痛みと疲れで頭がボーっとします。
途中でサポートの人が出迎えてくれたりしていましたが、もうライブ配信をする余裕はなく、Facebookもチェックインで位置を残すのみです。そうしながらも、どうにかこうにか、第3チェックポイントに到着しました。
21:00 第3チェックポイント おがた蒲鉾到着(43km地点)
午後21時、第3チェックポイントのおがた蒲鉾さんに到着しました。スタートして13時間経過、43km地点です。ずいぶん遅くなってしまったのですが、この時間まで開けて待ってくださっていたようです。
私は、宇和島からサポート参加の坂本久美さんにテーピングとマッサージをしてもらいました。もう、靴やらタイツやら脱ぐのが開放的で気持ちいい。
そのとき言われたのが、「ちゃんとかかとから歩いとる?」と。そう、ポールに頼って前のめりで歩いていたのが、膝を痛くした原因でした。
よく考えたら、著者仲間のウォーキングの書籍でも同じようなことが書いてあって、それを実践しようとしていたことをすっかり忘れていました。
復活して再スタートです。私だけじゃなく、この頃になると皆疲れが出てきています。早くから足に肉刺(まめ)ができてしまっていた八束さんもかなり辛そうです。
22:30 なか卯で晩御飯
午後22時半、なか卯小栗店へ。暖かいうどんがやさしい。出汁の塩加減もスポーツ飲料代わりになって体に染みる気がしました。
0:00 松山市駅に到着
日付が変わろうとする頃、スタート地点の松山市駅に戻って来ました。スタートして16時間経過。
しかしまだ半分いったかいかないか。もうここでゴールしたい(泣)
さらに北上して、次のチェックポイントの堀江海岸に向かいます。
この辺りから、写真を撮る余裕もなく、あまり記憶がありません。
かろうじて覚えているのは、サポーターを外したジョニーが急に元気になったことと、辛そうな八束さんのそばについて「1、2」と掛け声をかけ続けていた南さんのこと。
申し訳ないけど、私は一緒に声を出してあげられませんでした。意識が朦朧として、ただそんなお二人を後ろから見つめ続けるしかできなかったです。
3:00 第4チェックポイント 堀江海岸「あま」到着(55km地点)
午前3時になってしまいました。第4チェックポイント、堀江海岸にあるカフェ「すべてのはじまり あま」に到着です。スタートして19時間、55kmの地点です。
深夜の海岸沿いの道は真っ暗で、人気もなく、街灯もない道が延々と続く箇所もありました。
真っ暗の海の遠くに、漁をしている船の明かりが点々と見えるだけ。時折自動車がそばを通って行くけれども、今南海トラフで津波きたら確実に飲み込まれるなと、そんな考えも頭をよぎります。
眠眠打破を飲んだと思われるうず先生が、やたら元気に先頭を歩いて行かれます。真っ暗の寂しい道なのに、怖くないんだろうか…私はジュリーに引っ張られ、かろうじてついて行くのに必死だったように思います。
そんな真っ暗闇の中、誘導灯を振って出迎えてくれている人の姿が見えました。正確に言うと、人の姿は見えません。誘導灯の明かりが上下左右に振れているのが見えたのです。
チェックポイントには、暖かい焚き火と、豚汁とおでん、おにぎりが用意されていました。そして、サポートとして待っててくれていた知った人の顔。とてもとても安堵した気持ちになったのを覚えています。
あんな時間までご対応くださったサポートの皆さん、「あま」の田那部由美さんとそのご家族様には感謝でいっぱいです。
あまりの寒さと、痛みと、眠気とで、記憶があまりありません。ただ、満点の星空の下で、アルミマットと毛布に包まれ、爆睡したように思います。ジュリー横田の重低音の効いたイビキなんて気にもなりませんでした。
4:00 堀江海岸「あま」出発
仮眠から起きて再出発となったとき、ジュリーが「寒い」とガタガタ震えだしました。まさかこんなに寒くなると思っていなかったようで、薄手の上着とダウンベストしか着ておらず、そのままでは間違いなく体調を崩しかねない状態でした。
すると、いつも父娘のごとく仲良くしてくれている坂ちゃんが、「横さん、これ着てください」と、自分が来ていたパーカーをジュリーに差し出しました。神戸での仕事を終えて深夜にサポーターとして愛媛入りしたところです。坂ちゃんだって寒いのに。
小柄な坂ちゃんの着ていたパーカーですが、かなり大きめのサイズだったため、奇跡的にジュリーにぴったり。アルミシートを体にぐるぐる巻かれ、その上から「坂ちゃんパーカー」を着て、ジュリーは低体温を免れることができました。
明け方 第5チェックポイント 風早の郷 風和里(ふわり)到着(70km地点)
もう何時に着いたのか記憶がありません。明け方から早朝にかけて海岸沿いを歩き、第5チェックポイントの風早の郷 風和里(ふわり)に到着しました。スタートして24時間が経とうとしている頃で、70km地点です。
そしてこの頃、1km歩いては足の痛みが強くなって朦朧とし、休むことを繰り返していました。ジュリーに引っ張ってもらい、かろうじてこのチェックポイントまでやって来ることができた状態です。
朝6時か7時頃だったでしょうか。もう明るくなっていて、自動車の通行量もそこそこ多いにも関わらず、横断歩道の信号は消えていて、「どうやって渡るねん」といつもならツッコミ入れつつ撮ってアップしているところ。もうそんな気力すらなくなってしまっていました。
8:30 第5チェックポイント 風早の郷 風和里(ふわり)出発
到着して仮眠から覚めた私は、ギブアップすると申し出ました。
まだ、ここからゴールまで30km近くあります。私のペースで行くと確実にタイムアウト。ジュリーやその他の皆さんを巻き添えにするわけにはいきません。
しかしここで「まだ早い!」とサポートの「オキフーズ」沖裕文社長から激励を、「いつでもピックアップするから」と山本雅恵さんや岡本さんもから応援をいただき、少しでも楽に歩けるようにと、「きんきうぇぶ」妹尾美千代さんがいろいろアドバイスもくださいました。
そこで、行けるところまで行こうと再出発することに。
サポートの皆さんのプッシュのおかげで気が楽になったのか、少し調子を取り戻しました。
昼過ぎ 第6 チェックポイント 明屋(はるや)書店 平田店 到着(85km地点)
12時過ぎ頃、コースを間違えてトンネルを通ってしまい、不安を抱えながら登り下りの坂を超えてやっと市街地に到達、第6チェックポイントの明屋書店平田店に到着しました。85km地点です。
しかしここで、八束さんリタイヤのお知らせを聞きました。
一緒に寄り添って歩いてくれていた永原リーダーもです。
これについては、ひとことでは言い表せません。ただただ、お疲れさまでした、めっちゃ頑張りましたよね、としか言えません。
八束さんの熱い想いを、その後のFacebookで拝見しましたので、引用して残しておきたいと思います。
【100kmウォーク体験記】
100kmウォーク終わってもう2日も経つんですね。体にはまだ痕跡が残っています。(笑)残念ながら完歩できなかったけど、次回リベンジすると決めたので、反省点や思い出を書き残しておこうと思います。
素晴らしい晴天に恵まれ、11/10午前8時にスタートを切り道後温泉♨️、石手寺、繁多寺等を経由して第1チェックポイントである久米のテクノプラザに到着。じゃこ天、宇和島みかんなど美味しく舌鼓を打ち、マテラの森で豚丼をいただきました。この時すでに少し足の両サイドに張りを感じ始めていました。
それから、高井、砥部を経由して第2チェックポイントの五色浜に到着。この時、左足の足裏にマメが出来ていました。日没直前の綺麗な夕日を拝み、マッサージ。この時初めて足裏に靴擦れ(マメ)対策でワセリンを塗った方が良いことを知りました。まだここで1/3の地点。
次のチェックポイントがある土居田のおがた蒲鉾さんを目指しますが、マメの影響で痛くてスピードダウン⤵️かばっていたら両足の足裏前方と踵にマメが出来、激痛に襲われつつ前進。この辺りから睡魔にも襲われ始めました。ステッキをジョニーさんが貸してくれて助かりました。足の負担が軽減して助かりました。
第3チェックポイントおがた蒲鉾到着。マメだらけになったのでピンセットを借りてマメをつぶしました。またまたマッサージを受け元気いただきスタート!
だい4チェックポイント堀江海岸の「あま」までは、あしの痛みと睡魔に襲われ寝ながら歩いてました。途中、チームの南さんが「1、2♬」と声をかけてくれてそれに答えて僕も「1、2♬」と声を出すことで前に進むことが出来ました。
だい4チェックポイントのあま到着。美味しいおでんと豚汁、おにぎりをいただき🍙、満天の星を見ながらマッサージを受けました。途中で気絶してました。(^_^;)
再スタート。夜中の4時前だったと思います。ここから記憶が途切れ途切れになり、私は気づいていませんでしたが、1時間で2キロしか進んでいない時もあり、リーダーの判断でチームの仲間と離れリーダーと2人で歩くことに。ここで不思議なことが起こりました。自分の中で「皆でゴールする!」という想いのみで今までにないスピードで第5チェックポイントの北条風和里まで歩くことが出来ました。
着いてすぐ、マッサージをしてもらうため横になってから記憶がありません。何度も起こしてくださったそうですが、3回目にムクッと起き上がることが出来たそうです。
最後のチェックポイント明屋平田店を目指します。ここからも眠気によって意識朦朧としながらリーダーと歩きました。リーダーは僕がふらつくので、車道側歩いて都度支えてくれました。堀江の手前のコンビニで大会運営者の方から「続けますか?やめますか?ご自身で決めてください」と言われて、「続けさせて下さい。」とお願いしました。海鮮北斗から堀江までの海岸線が自分の中でひどく苦痛に感じました。妄想の世界に行ってしまいリーダーを心配させました。
そして、ゴールまで8kmの堀江のコンビニでリーダーの判断でドクターストップがかかりました。それまで何度もリーダーと「やめるのも勇気です」と押問答がありましたが、ここが自分にとっての限界だったのだと思います。それから車にピックアップされてゴールのキスケの湯へ。乗った途端眠りに落ちて、気づいたらキスケの湯でした。
ゴールに着いたら岡本陽さんとチームのジョニーさんが待っていてくれて抱きしめてくれました。
リーダーには辛い思いをさせました。最後まで私に寄り添い悔しかったと思いますが、一緒にリタイアしてくれました。あのまま歩いていたら本当に死んでいたかもしれません。感謝しかないです。
自分の健康についても色々考えせられる良い機会になりました。
「準備8割」とは言いますが、持ち物の準備、体の準備、心構えの準備、事前知識の準備を整えておかないと100kmウォークは完歩できないことがわかりました。これは人生のあらゆることに言えることですね。
来年もう一度チャレンジします。チーム戦での100kmウォークの素晴らしさを堪能しました。
Dチームの永原リーダー、藤川サブリーダー、ジョニーさん、ジュリーさん、松山さん、南さん、宇賀さん、泉さん、皆さんのおかげであそこまで連れて行ってもらいました。本当にありがとうございました😊
また、岡本さん始め全てのボランティアスタッフの皆さん、皆さんのサポートなくしてありえませんでした。本当にありがとうございました😊泣きそうになりました。()
良い経験、思い出が出来ました。そして自分の真骨頂に出会いました。それは、『粘り』です。まだまだですが、磨いていきたいです。
もっとたくさんの人に体験していただきたいです。来年一緒にでませんか?
長文しつれしました。
最後のチェックポイントを出発し、見慣れた市街地を歩いていきます。ゴール「喜助の湯」がある松山市駅前までもうちょっとと言う気持ちにはなるのですが、私の足がいうことをききません。
足元の道路が、ムービングウォーク、動く歩道ならどんなにいいだろうと思いました。
ジュリー、そんなことしても動かへんよ。
15:30 ゴール「喜助の湯」到着!
ゴール地点のサポートチーム撤収は13時半で、14時から懇親会が予定されていました。なかなかタイトなスケジュールですが、これは当日にpeachで帰阪するメンバーの搭乗時刻が17:35と迫っていたからです。
そしてようやく、制限時間を1時間半超えてのゴール、懇親会中のDチームが出迎えてくれました。
自分一人でも辛いのに、私をゴールまで引っ張って来てくれてタイムアウトになったジュリーには、本当に申し訳ないやらありがたいやら複雑な心境。
そして、2日間してお付き合いくださった参加者の皆さん、サポートの皆さん、応援くださった皆さん、本当にありがとうございました!
そして八束さんと永原リーダーもゴールに到着!
チームメンバーのFacebook公開投稿も残しておこうと思います。
今回の私は、一昨年参加した関西100kmより体のダメージは少なく、筋肉痛も2日程度で軽く済みました。前回も今回も、サポートの皆さんとチームの助けがあったおかげです。
「第1回愛媛チャリティ100kmあるくぞなもし」のすべてをお伝えしきれずもどかしいところではありますが、「自分を変えたい」「何かにチャレンジしてみたい」そんな気持ちのある人は、参加されてみてもいいのかもしれません。
飲み物が手に入ること、トイレが使えること、暖かい食事を提供してもらえること、横になれる場所があること、人の手によるマッサージを受けられること、身の危険がないこと、すべてに感謝・感動・感激を感じられるはずです。
気になった人は、愛媛100kmの公式サイトに問い合わせをして、来年の実施日のお知らせを受けるようにしてみてください。