年の暮れにショッピングモールへ買い物に出て、行ったお店で使われていたパソコンのスクリーンセーバーが、なんとWindows XP。

女性下着のお店だったので、まさかWindows 10にXPのスクリーンセーバーをわざと使うなんてマニアックなことはしていないと思いますから、そのパソコンのOSはおそらくWindous XPなのでしょう。

そのパソコンでインターネット通じて、本店とやり取りしてるの?なんて思うとゾッとするのですが…

そんな中「Windows XPがOSシェア2位に復活」というニュースが。ええええええ!

 

ウイルス対策ソフトを入れているから大丈夫、ではない

そもそも、Windows XPというOSそのものが、もう次々と現れる新しいサイバー攻撃の手口に対して、何の対策もできていません。サポートが終了する、というのはそういう意味です。

弱点だらけのOSに、ウイルス対策ソフトをインストールしたところで、たかが知れているのでは。ひょろひょろの弱い人に、鎧着せるようなものです。

 

もし、ウイルス感染したらどうなるのか

パソコンのデータをすべて破壊されるかもしれません。勝手にあちこちへ迷惑メールを送信することも考えられます。大事なデータが漏えいしてしまったり、インターネットバンキングにも被害が及ぶことも。

そしてもっとも怖いのは、サイバー犯罪の犯人にされてしまうこと。

ウイルス感染したパソコンを何者かに遠隔操作されて犯罪に使われてしまうと、いくら「自分はやってない!」と言っても、なかなか疑いを晴らすことはできないでしょう。パソコンには犯罪の足跡が残されますが、「やってない」ことを証明するのはとても難しいからです。

そうなると、逮捕され、自由と信頼と大切な時間を失うことになるのです。こんなに恐ろしいことはないですよね。

 

万が一のときに補償を受けることができない

Windows XPを使っていてサイバー犯罪の被害にあった場合、「サポートの切れたパソコンを使っていること」を過失とされ、救済されないことがあります。

たとえば、インターネットバンキングで不正送金の被害にあっても、過失があることがわかると、被害額全額を返してもらうことは難しくなります。

 

Windows XPでインターネットを使わない

そうはいっても、業務システムの関係で、Windows XPでないと困る、ということもあるでしょう。その場合は、インターネットには一切つながないようにしましょう。USBなどの外部メディアも使わないのが望ましいです。

ウイルスは、インターネットやUSB経由で感染することが多いです。ですので、やむを得ずWindows XPを使う場合は、インターネットの利用は避けましょう。

 

自分のパソコンが人に迷惑を与えないように

自分のパソコンにはたいしたデータは入ってないから、と楽観視している人を見受けますが、そういう問題ではありません。

もし、一台パソコンがウイルス感染したら、そこを起点に他へも感染したりすることがありますから、最悪の場合は損害賠償請求をされることだってありうるわけです。

 

現状としては、そんなWixdows XPが、Windows 7に次いで多く使われているOS。XPを使うことで、どういうリスクがあるのかということは、ぜひぜひご承知くださいね。