「アメブロは削除される危険があるので心配」「自分のドメインでブログを運用したい」などの理由から、最近Amebaブログ(アメブロ)からWordPressへの移行、引っ越しを希望する声を多く聞くようになりました。
機会あって、このたび「Amebaブログ(アメブロ)からWordPressへの引っ越し作業」を試験的に行い、無事完了することができました。
実験台になってくださった、「たれ番長」こと藤原信昭さん、ご協力ありがとうございました。
せっかくですので、その一連の作業を記事にしておこうと思います。やってみたいかたはぜひ、参考にしてみてください。
Amebaブログの移行手順
- 独自ドメインを取得する
- レンタルサーバを借りる
- レンタルサーバにWordPressをインストールする
- ドメインのネームサーバを変更する
- アメブロの記事を、FC2ブログに移行する※ここでFC2の処理待ち。数時間程度。
- FC2ブログに移行した記事・画像データをダウンロードする
- ダウンロードした記事データを、WordPress用に修正する
- WordPressに記事データをインポートする
- ダウンロードした画像データを、レンタルサーバにアップロードする
WordPressに機能を追加する
- Google Analyticsのコードをヘッダーに追記する
- プラグイン「Akismet」を有効化する
- プラグイン「WP Multibyte Patch」を有効化する
- プラグイン「All In One SEO Pack」をインストールし、meta name=”description”などを設定する
- プラグイン「WP Social Bookmarking Light」をインストールし、ソーシャルボタンを設定する
- お問い合わせフォームが欲しい場合は、プラグイン「Contact Form 7」がおすすめ
- パーマリンク設定を「%postname%」にしてはいけない
新しいブログを検索エンジンにインデックスさせる
旧ブログのインデックスの削除をリクエストする
ざっとこのような流れになります。いちばん時間がかかるのは、FC2への移行に数時間と、画像データのダウンロードとアップロードにそれぞれ1時間〜2時間くらいでしょうか。
それでは、ひとつひとつの作業を具体的にご説明したいと思います。
独自ドメインを取得する
ムームードメインやお名前.comで独自ドメインを取得します。今回は「お名前.com」で取得したドメインを使いました。
「.com」が最もポピュラーで、「.jp」は少し高いですが、信頼性の高いドメインです。法人なら「.co.jp」が良いでしょう。
「.com」以外なら、「.net」「.info」「.biz」くらいまでなら、比較的抵抗なく使えそうですが、あまり見たことのないようなドメインを使うと、警戒されてしまうことがあります。
たとえば、「.pw」はパラオ共和国のドメインで、「プロフェッショナル・ウェブ」をイメージするとして販売されてはいるようですが、実際はあまりなじみがなく、フィッシングメールや迷惑メールに多く使われているため、何も知らないユーザから見ると、「怪しいドメイン」と疑われてしまう可能性があります。
ただし、テレビ関係の事業をしていて、「.tv」といった、ツバル国のドメインを使うというのはアリですね。また、京都のうどんミュージアムは「udon.mu」といった具合に、モーリシャス共和国のドメイン「.mu」を「ミュージアム」にかけて使っています。
凝ったドメインや、新しいドメインを使いたいときは、あとで後悔しないように、よく考えて取得するようにしたほうがいいですね。
クレジットカードでの決済なら、申し込んで手続きすればすぐに使えるようになります。のちほど、管理画面から操作する作業がありますので、アカウントとパスワードを忘れないようにメモしておきましょう。メールを印刷しておくと安心です。
[参考記事]
ドメイン取得で自分オリジナルのホームページアドレスを持つ方法
レンタルサーバを借りる
おすすめは、さくらのレンタルサーバ スタンダードプラン。
月額515円で容量100GB!初心者向けのやさしいマニュアルが充実していて、なんといっても電話でサポートを受けられるのが嬉しい!WordPressもクイックインストールで簡単に設置できます。
2週間お試し無料で使えるので、支払いは後からでOK。サーバ情報や、コントロールパネルにログインするためのアカウントやパスワードを、混乱しないように整理してメモしておきましょう。メールを印刷しておくと安心です。
レンタルサーバにWordPressをインストールする
さくらレンタルサーバでは、「クイックインストール」という機能があり、コントロールパネルの操作で、WordPressをインストールすることができます。
サーバコントロールパネルにログインをします。
「データベースの設定」をクリックします。
「データベースの新規作成」をクリックします。
「データベース名」と「接続用パスワード」を自分で決めて半角英数字で入力し、データベースの文字コードを「UTF-8」に変更して「データベースを作成する」をクリックします。
データベースが作成されました。続いて「クイックインストール」をクリックします。
「ブログ」をクリックします。
「WordPress」をクリックします。
WordPressをインストールするためのライセンスが表示されます。
下にスクロールして、「確認」にチェックをつけて、「インストール先」のディレクトリ名を決めて入力し、「データベース」はさきほどつくったデータベース名であることを確認したうえで、「データベースパスワード」を入力し、「インストール」をクリックします。
「インストール先」は空だとエラーになります。ディレクトリ名は、今回は「wp」にしました。
WordPressがサーバにインストールされました。続いてWordPressの設定です。
画面を下にスクロールします。
「サイト名」:今までアメブロで使っていたタイトルをそのまま入力します。あとから変更することもできます。
「ユーザ名」:WordPressにログインするときのアカウントです。「admin」は不正ログイン防止のためにも避けましょう。
「パスワード」:WordPressにログインするときのパスワードです。空にしておけば、自動的にパスワードを生成してくれます。
「メールアドレス」:WordPressが設置完了した際や、アップデートの通知などのメールが届く宛先です。
「プライバシー」:ブログの移行が完全に終わるまで、チェックをはずしておきます。コピーサイト・重複コンテンツ扱いにされないためです。
入力し終わったら「WordPressをインストール」をクリックします。
WordPressの設置が完了しました!
WordPressのクイックインストール方法は、さくらインターネットの公式サポートサイトにも詳しく図解されていますので、こちらのページをご参考ください。万が一、わからなくなっても、問い合わせすれば対応してもらえます。
[参考記事]
WordPressでブログを始めよう!|オンラインマニュアル
ドメインのネームサーバを変更する
サーバコントロールパネルに戻り、「ドメイン設定」をクリックします。
「新しいドメインの追加」をクリックします。
ドメインの追加方法を選択します。画面を下へスクロールして…
5番目、「他社で取得したドメインを移管せずに使う」の「ドメインの追加へ進む」をクリックします。
ドメイン名を入力します。今回の場合なら、お名前.comで取得した、「tarebancho.com」というドメインを入力して、「送信する」をクリックします。
「初期ドメイン名」は、さくらレンタルサーバを借りる際に、自動的につくられたドメイン名。
「追加ドメイン名」のところに、取得したドメインン名が正しく表示されていれば「送信する」をクリックします。
取得した独自ドメイン「tarebancho.com」が、さくらレンタルサーバに送信されました。しかしまだもうちょっと設定が必要です。「詳細設定にすすむ」をクリックします。
「マルチドメインとして使用する」にチェックがついているのを確認して、「マルチドメインの対象のフォルダ」のところに、さきほどWordPressをインストールしたディレクトリ名を入力して、「送信」をクリックします。
これで、レンタルサーバ側の設定は終わりました。続いて、ドメイン側の設定です。
取得したドメインの管理画面、今回の場合は「お名前.com」の管理画面「ドメインNavi」にて、使用するドメインの「ネームサーバー」→「変更する」とクリックし、さくらレンタルサーバのネームサーバー情報を入力し、「追加入力」をクリックします。
セカンダリネームサーバー:ns2.dns.ne.jp
これで、ドメイン側の設定も終わりました。早ければ1〜2時間で、独自ドメインのURLにアクセスすると、WordPressのトップページが表示されるようになります。長いと48時間程度かかると言われていますが、今までの私の経験では、そんなにかかったことはないように思います。今回の「tarebancho.com」も、1時間足らずで反映されていました。
必ず、レンタルサーバ側の設定をしてから、ドメイン側のネームサーバ変更をしてください。順番を間違えると不具合が起こるようですので、注意が必要です。
アメブロの記事と画像を、FC2ブログに移行する
まずは、アメブロの管理画面マイページの「デザインの変更」で、ブログデザインを「ベーシックグレー」に戻します。
今回、「ベーシックグレー」というデザインが見当たらなかったため、使われていた「CSS編集用デザイン」のまま移行作業をすすめましたが、問題は起こりませんでした。ですから「CSS編集用デザイン」を使っている場合は、そのままでもOKです。
次に、「アメブロの基本設定」で、「日付の表示方法」を「XXXX-XX-XX XX:XX:XX」の形式にします。
以下のように変更します。
アメブロ側の準備はこれでOKです。続いて、FC2ブログの「ブログお引っ越しツール」のページに移ります。
FC2ブログのIDがない場合は、先にFC2ブログのIDを作成しましょう。
アメブロの記事と画像を、FC2ブログに丸ごと移行、引っ越しする作業です。「アメブロ」を選択し、「アメブロのIDとパスワード」、「FC2ブログのIDとパスワード」を入力し、アンケートを入力したら、「確認画面へ」をクリックします。
アメブロからFC2ブログへの引っ越し移行作業の申し込みの内容です。問題なければ「ご登録」をクリックします。
アメブロからFC2ブログへの引っ越し移行作業は、これでOKです。あとは、FC2での処理待ちになります。今回の場合、夜11時に申し込みをして、約4時間後の夜中3時頃に、完了のメールが来ていたようです。
FC2ブログに移行した記事・画像データをダウンロードする
FC2ブログの管理画面にログインします。
「データバックアップ」をクリックします。
まずは、記事データをバックアップします。「エクスポート」で「全ての記事」の「ダウンロード」をクリックします。
バックアップデータをデスクトップに保存します。
バックアップデータがデスクトップに保存されました。
次は、記事データをバックアップします。「ファイルバックアップ」で「リストを開く」をクリックします。
画像リストは、Webページで表示され、1ページあたり100点ずつ保存されています。
それでは、この画像をパソコンに保存しましょう。画面の何もないところを右クリックして「別名で保存」をクリックします。このキャプチャ画像はMacのものですので、Windowsの場合は少し違うかもしれません。
「Webページ、完全」で保存します。「完全」で保存しないと、画像を保存することができません。
「たれ番長」さんのブログは、画像が8092点ありましたので、この作業を同じように81回くりかえして、パソコンに画像を保存していきました。
1回、つまり画像100点のダウンロードにだいたい1分ほどかかるようです。ですので今回、画像を全部ダウンロードするのにかかった時間は、約1時間半。難しい作業ではないですが、ここがちょっと時間のかかるところですね。
ダウンロードした記事データを、WordPress用に修正する
ダウンロードした記事のバックアップデータを、Windowsなら「TeraPad」、Macなら「mi」で開きます。どちらも、フリーのテキストエディタで、「メモ帳」や「テキストエディタ」よりも、便利な機能がついて便利です。
私はMacですので「mi」でファイルを開きましたが、途中で虹色のぐるぐるマーク(レインボーカーソル)が出てきて、「応答なし」との表示が。ちょっとあせりましたが、「応答なし」でもしばらくするとファイルが開きました。時間がかかっていただけだったんですね。
やっとファイルが開きました!
それでは、このファイルの画像URLを書き換えます。
どこをどのように書き換えるのかというと、「fc2.com」の画像URLを、今後WordPressで使う予定の画像URLに書き換えるのです。
.txtファイルの中に「.fc2.com」という文字列がないか検索してみてください。「Ctrl」キーと「F」キーを同時に押すと、検索窓が開くと思いますので、その中に「.fc2.com」と入力して検索すると、以下のような画像URLや画像リンクURLが見つかると思います。
もしかすると、URLに含まれている英数字が多少違うかもしれませんが、imgタグの中に書かれているURLに「fc2.com」が含まれていれば、間違いないです。それが、FC2ブログに引っ越しさせた画像のURLです。
それでは、URLを書き換えましょう。ひとつひとつ書き換えるわけにはいきませんので、「TeraPad」あるいは「mi」の「置換」機能を使って、一気に画像URLを書き換えます。
今回の場合だと、以下のようになります。
↓
http://tarebancho.com/ameblo/img/
これで、記事データの画像URLの書き換えは完了です。
WordPressに記事データをインポートする
FC2ブログに移行した記事データは、「Movable Type」の形式で、WordPressにインポートすることができます。
「ツール」→「インポート」で「Movable Type と TypePad」をクリックし、投稿とコメントをインポートするためのツールをインストールします。
インストールできたら、「ファイルを選択」をクリックして、さきほど置換して画像URLを書き換えた「tarebancho.txt」の記事データファイルを指定し、「ファイルをアップロードしてインポート」をクリックします。
ところがここで、エラーが出てしまいました!
アップロードしようとしたファイルは php.ini の upload_max_filesize で指定されているサイズを超えています。
たしかこんな感じのメッセージだったと思います。記事データが大きいため、インポートできないとのこと。
そこで、さくらのコントロールパネルで「PHP設定の編集」をクリックし、php.ini設定ファイルに以下の記述を追加し、「保存する」をクリックします。
これで、もう一度、記事データのインポートを試してみたところ、無事インポートできそうな気配に。次の手順に進みます。
アメブロで使っていた「monkutare」のアカウントを作成するのか、それともWordPressで新規作成したアカウント「tarebancho」を使うのかを尋ねてきたので、「tarebancho」を選択して「Submit」をクリックします。
アメブロの記事のインポートが始まりました!
およそ2分ほどで、1740記事がインポート完了しました。
ダウンロードした画像データを、レンタルサーバにアップロードする
「FC2ブログに移行した記事・画像データをダウンロードする」の手順でダウンロードした画像を、レンタルサーバにアップロードします。
今回、画像は全部で8092点あり、100点ずつひとつのフォルダで、81個のフォルダ(tarebancho_pict1’s file〜tarebancho_pict81’s file)でダウンロードしました。
ですので、アップロードするときも、あわてず1フォルダ100点ずつすると確実です。途中でアップロードし損なった画像があっても、すぐに照らし合わせて見つけることもできます。
画像ファイルのアップロードには、Windowsなら「FFFTP」、Macなら「FileZilla」などのFTPソフトを使います。
レンタルサーバにアクセスし、WordPressをインストールしてある「wp」フォルダの中に「ameblo」フォルダを作成、さらにその中に「img」フォルダを作成して、この中に画像ファイルをアップロードしていきましょう。
ここがまた、ちょっと時間のかかるところでした。ざっと1時間ほど。
このとき、「アカウント名_pict1’s file」などのフォルダごとアップロードするのではなく、中に入っている画像を全部選択してレンタルサーバの「img」フォルダにアップロードします。[追記:2014.08.29]
これを間違うと画像が表示されませんので、ご注意ください。
これで、アメブロの記事・コメント・画像すべてをWordPressに移行することができました!独自ドメインのURLにアクセスをして、表示を確認してみてください。
ちなみに、WordPressにデフォルトで入っているサンプル記事「Hello!World」の記事も、アメブロから移行した記事も、両方共存していました。
ということは、複数回インポートすれば、いくつかのブログを合体させることもできるのかなと思いました。これが実現できれば、あちこちの無料ブログを転々としてきたユーザには嬉しいかもしれませんね。
「Google Analytics」のコードをヘッダーに追記する
アメブロを無事WordPressへ移行したところで、次は最低限必要な機能・プラグインをWordPressに追加していきましょう。
WordPressへのアクセスを確認するためのアクセス解析を設置します。
「Google Analytics」のページにて、Googleアカウントにログインまたはアカウント作成し、「アナリティクス設定」→「新しいアカウントを作成」→「プロパティ」→「トラッキング情報」→「トラッキングコード」をコピーします。
そしてそのまま、WordPressの「外観」→「テーマ編集」→「ヘッダー(header.php)」の記述の中の「</header>の直前に、コピーしたコードを貼付けて「ファイルを更新」します。
アクセス解析の設置はこれで完了です。ヘッダーに設置することで、すべてのページのアクセスを解析することができるようになります。
プラグイン「Akismet」を有効化する
「Akismet」は、WordPressに最初からインストールされていて、スパムコメントを自動で判定して振り分けてくれるプラグイン(追加機能)です。
「プラグイン」→「Akismet」→「有効化」にし、「APIキー」があれば入力しますが、ない場合は「WordPress.com」にアカウント登録することで、無料で取得することができます。
しかし今回は、以前から取得している「APIキー」をそのまま使ったため、くわしい手順のキャプチャ画像がありません。こちらの「Akismet の設定方法」という記事を参考にしてみてください。
ちなみにこの図は、私のWordPressでブロックしたスパムの数。もしブロックしてなかったら…エラいことになってますね。
プラグイン「WP Multibyte Patch」を有効化する
「WP Multibyte Patch」も、WordPress日本語版に最初からインストールされていて、日本語を正しく扱うために必要なプラグインです。
「プラグイン」→「WP Multibyte Patch」→「有効化」でOKです。
「有効」にするのとしないのとでは、どう違うのかを試してみたところ、微妙にフォントが違ったり、文字数が狂ったりします。やはり、このプラグインは「有効化」しておくのが良いようです。
プラグイン「All In One SEO Pack」をインストールし、meta name=”description”などを設定する
「All In One SEO Pack」をインストールしておくと、各ページごとに固有の「title」「meta name=”description”」「meta name=”keywords”」など、SEOに必須の記述をすることができるようになり、とても便利です。
使用するWordPressテーマ(テンプレート)にもよるかも知れないのですが、「meta name=”description”」が、デフォルトでは記述されていなかったように思います。SEOの観点上、それはあまりにも頼りない!
ということで、このプラグインはぜひ、インストールして設定しておくことをおすすめします。
プラグイン「WP Social Bookmarking Light」をインストールし、ソーシャルボタンを設定する
「いいね!」ボタンや「ツィートする」ボタンはぜひ、設置したいものですよね。そんなときに便利なのがこの「WP Social Bookmarking Light」。
インストールして有効化すると、サイドバーにメニューが現れます。
ソーシャルボタンの表示場所や、表示させたいSNSをドラッグ&ドロップで選び、設定をして「変更を保存」します。
お問い合わせフォームが欲しい場合は、プラグイン「Contact Form 7」がおすすめ
「Contact Form 7」を使うと、自動返信メールもできる、お問い合わせフォームを設置することができます。
ただし、ものすごくたくさんのスパムメールが来ることがあるので、フォームの最後に「チェック項目」を設けておくのがコツです。これでスパムメールがパタッと来なくなりました。
WordPressに追加しておきたい機能は、以上です。
それでは、移行して新しくなったブログのURLをGoogleにお知らせしましょう!
パーマリンク設定を「%postname%」にしてはいけない
デフォルトでは、WordPressの記事URLは「?p=123」のようなURLになっています。
ところが、このURLだと「見た目がいまいち」であるとか、SEO的に不利ではないかということで、「%postname%」に変更してしまうと、インポートしたアメブロの過去記事のURLがすべて「post-0」になってしまい、表示することができなくなってしまいます。
URLにキーワードの文字列を含むことができるのはいいことかもしれませんが、長い文字列になってしまうと逆にデメリットにもなりえます。
どうしても、「?」を含むURLが嫌であれば、「%category%/%post_id%」というパーマリンク設定はいかがでしょうか。カテゴリ名にスラッグを英数字で指定すれば、post_idは自動的に番号が振られるので、とても便利だと思います。
サイトマップを作成
WordPressでつくったブログのサイトマップ(sitemap.xml)を作成します。
今回のたれ番長さんは、アメブロは削除し、WordPressへ完全移行するという前提ですすめています。アメブロを残す場合は、WordPressに移行した記事を検索エンジンにインデックスさせたくないので、このサイトマップを作成・送信する必要はありません。
サイトマップの作成方法は色々あるのですが、このようなWebサービスを使うと簡単です。
サイトマップを作成-自動生成ツール「sitemap.xml Editor」
ただし、一度に作成できるのは1,000URLまで。記事がそれ以上ある場合は、省かれてしまうのですが、ここはひとまず1,000URL作成してグーグルに送信し、あとは自然にインデックスされるのを待ってもいいのではないかと思います。
また、WordPressのプラグインで「Google XML Sitemaps」というものもあります。私はまだ使ったことがないのですが、これを利用するのもいいかもしれません。
Google ウェブマスターツールで、サイトマップを送信
作成したサイトマップ(sitemap.xml)を、FTPソフトでレンタルサーバの「wp」フォルダにアップロードします。
次は、「Google ウェブマスターツール」に移行した独自ドメインのブログを追加します。
「ウェブマスターツール」にログインし(Google Analyticsにログインしたときと同じアカウントでOKです)、「サイトを追加」→移行した独自ドメインのブログURLを入力→「続行」→サイト所有確認をします。
サイトが追加されたら、左側のメニューで「クロール」→「サイトマップ」→「サイトマップの追加/テスト」をクリックします。
テキストボックスにサイトマップへのパスを入力します。今回の場合なら、WordPressの設置されている同じ階層に「sitemap.xml」をアップロードしたので、「sitemap.xml」と入力して「サイトマップを送信」で、完了です!
今回の場合、7月30日の午後にサイトマップを送信して、翌日朝9時にはもうGoogleにインデックスされていました!
アメブロも無事、独自ドメインのWordPressに引っ越しし、サイトマップもGoogleに送信したから、これでOK!…ではありません。
このままでは、アメブロやFC2ブログとまったく同じ内容の記事が存在している状態で、検索エンジンから、コピーサイト・重複コンテンツ扱いでペナルティを受けてしまう恐れがあります。最悪の場合、Yahoo!やGoogleの検索結果に表示されなくなってしまうことも。
ということで、最後に「古いブログの情報を削除」することにします。
Amebaブログを削除する
大変名残惜しいのですが、Amebaブログを削除します。
今回のたれ番長さんは、男らしく(!)サクッと削除されましたが、都合上それができない場合は、残しておいてもかまいません。ただし、その場合は、WordPressに移行した記事はすべて「noindex」とし、検索エンジンにインデックスさせないようにしたほうがいいでしょう。
FC2ブログを削除する
FC2ブログも、せっかくなのですが削除します。「非表示」にしたはずでしたが、あっという間にインデックスされていました。危ない危ない。
Google ウェブマスターツールで、削除リクエストをする
アメブロやFC2ブログを削除しても、しばらくの間はインターネット上にURLは残っています。
この状態では、移行した新しい独自ドメインのWordPressブログが、検索結果の上位に表示されにくく、最悪の場合はコピーサイト・重複コンテンツ扱いになってしまうかもしれません。
ウェブマスターツール 古いコンテンツの削除のページを開き、アメブロのURLとFC2ブログのURLをそれぞれ入力して「削除をリクエスト」をクリックします。
一日二日ほど経過して、以下のような表示になっていれば、無事削除完了です。
検索エンジンによるインデックスを許可する
そして、「設定」→「表示設定」→「検索エンジンでの表示」の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックをはずします。
※アメブロを削除しない場合は、アメブロから移行した記事だけ「noindex」に設定してから、この「検索エンジンでの表示」のチェックをはずします。
とてもとても長い記事になってしまいました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
なんとか早く記事をアップしようと思ったのですが、通常業務をこなしつつ、そしてお盆休みもはさんだため、気がつけばなんと2週間経過。
これを書いている時点ではもう記憶の曖昧な部分もあるため、あとから気がついたことがあればまた追記しようと思います。
“Amebaブログ(アメブロ)をWordPressに引っ越し!一日で検索エンジンにインデックスさせた方法” への2件のフィードバック