インターネット SNS 写真トラブル

写真を撮って、スマートフォンからSNSなどインターネットに投稿し、多くの人に見せて共有し合うのは、とても楽しいことです。しかし、一歩間違うと、大切な友達を失うだけでなく、人間関係を破綻させ、場合によっては損害賠償や慰謝料など、大きな痛みを伴う結果となりかねません。

 

『いつものことだから大丈夫』の思い込みはNG

いつも撮ってアップしているから問題ないだろう、の思い込みは大変危険です。

特に人物の写真の場合、日常とは違うシチュエーションでの撮影については、どんなに親しい間柄でも「SNSにアップしていい?」の確認は必ず行いましょう。公開がNGな写真をインターネット上に載せてしまってからでは取り返しがつきません。

 

実際、私自身がこの失敗をしてしまいました。

いつもFacebookで親しくさせていただいているお友達が、国の登録有形文化財である建物にて「大正時代の婚礼衣装」を着るというイベントに参加するということを聞き、「そんな珍しい衣装を着るのならぜひ写真に撮らないと」と思い、何人かと連れ立って駆けつけました。

そして、その場にいられなかった友達にも見せられるように、また町内の文化財である建物の宣伝にもなると思った私は、その場でInstagramに投稿を行いました。

しかしこれが大きな間違いで、実は、彼女にとっては極秘の撮影会だったのです。

 

いったん投稿した写真は、あらゆるSNSの連携投稿を経て、Googleの検索結果に画像としてインデックスされてしまいました。それらすべてを削除したものの、一部はまだキャッシュに残っています。

そして最悪なことに、その婚礼衣装の画像を見たある人が、本物の結婚写真と勘違いして、彼女に紹介しようとしていた縁談話を取りやめにしてしまいました。

 

誤解を生まない、キャプションやコメント文章を

そしてもっとも彼女を傷つけたのは、「貴重な婚礼衣装」というキャプションです。私にとっては「大正時代の婚礼衣装」を貴重だと思ったのですが、彼女の解釈はそうではありませんでした。

彼女は未婚。その彼女が婚礼衣装を着た貴重な写真だと、受け取られてしまったのです。

もちろん私には、そんな意図はありませんでした。しかし、情報を受け取った人がそう感じたのであれば、それは意図をきちんと伝えられていないことになります。

 

そんな受け取り方は変わっている、と思う人もいるでしょう。

しかし、人それぞれ違う人生を歩んできており、その上で形成された価値観なわけですから、変わってていても不思議ではありません。

自分に悪意はなかったとしても、人を傷つけたという事実は真摯にとらえ、改めなくてはならないと思いました。

 

かねてから、インターネット上でのルールやマナー・サイバーセキュリティの記事を書いていた私自らが、このような失敗をしてしまい、大変申し訳ないとともに恥ずかしい思いです。

しかしそれ以上に、意図せずして写真をアップされた彼女の心境を思うと、なんとも言えません。

もし、他人に見せたくない自分の写真をインターネット上に見つけたら?ゾッとしますよね。

 

その友人には、昨日面談しお詫び申し上げるとともに、今後の対処方法についてお約束させていただきました。もう二度と、このようなことのないように配慮したいと思っています。

 

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